現場日記 - 震災復興(能登半島地震)カテゴリのエントリ

ネパール人専門家視察

カテゴリ : 
震災復興(能登半島地震)
執筆 : 
610 2017-3-8 15:50

2015年4月のゴルカ地震により被災したネパールの歴史的集落の保全制度(伝建制度)について、実施研修のため黒島地区を視察に訪れたネパール人専門家に、輪島市職員が能登半島地震後の状況と復興に関わる制度を説明する


異常に低い気温のなか黒島地区を回り、地震後当社が修復を担当した角海家を見学した後、同家内部オエで質疑応答が熱心に行われた


 (輪島市門前町黒島町 伝建地区)

工事完了
南面外観




北面外観



 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 建築年:大正期)
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土蔵の瓦を撤去した状況
置土 t≒3寸




写真右側の野地板は戸前部分




 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 建築年:大正期)

修理前
南東方向からの外観




竣工





修理前
東面




竣工





竣工
土蔵土扉






竣工
土蔵格子戸



 (輪島市門前町黒島 重伝建地区)

南東方向より見る
土蔵窓に格子が付く




土蔵内部2階北面
漆喰塗り完了




土蔵内部1階東面
漆喰塗り完了





 (輪島市門前町黒島 重伝建地区)

南東方向から見る外観
土蔵の下見板張りがほぼ完了した




土蔵2階内部の中塗り施工




 (輪島市門前町黒島 重伝建地区)

南東から土蔵を見る
下地材を残し、下見板を撤去したところ




南面下部
基礎上の部分のみ下見板の下地材間が固めの土で充填されている
はらみを防ぐためか



土蔵南西隅角部
傷みの大きい塗り土を撤去した状況




土蔵東面
ひび割れた部分は、V字にはつって補修する
ひび割れ幅に応じて、溝深さを加減する


 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 土蔵建築年:昭和30年代)

土蔵の下見板を撤去し、破損状況を確認する




土蔵南東隅下部(写真右下)の土壁が欠失している
他、南面にはひび割れが見られた



 (輪島市門前町黒島 重伝建地区)

能登半島地震で被災した土蔵の修理工事が竣工した
土蔵入口、奥に格子戸



戸前南面



 (輪島市門前町黒島 重伝建築 建築年:明治?)

戸前の外観
両引分戸は当初の建具を補修したもの



戸前内部北面




土蔵の土扉



 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 建築年:明治期)