現場日記 - 町家修復カテゴリのエントリ


柱脚の根継(金輪継)









 (金沢市茨木町 伝統環境保存地区 建築年:江戸期)

揚屋を行い、主要な通りにコンクリートの底版を打設する





柱脚が傷んでいる箇所は根継を行う



 (金沢市茨木町 伝統環境保存地区 建築年:江戸期)

2015年11月15日 川田邸

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町家修復 » 川田邸
執筆 : 
610 2015-11-15 10:20

竣工写真
北東方向外観



1階内観




2階内観



 (金沢市尾山町 伝統環境保存地区 建築年:昭和20年代前半)

玄関脇の腕木(北面)





玄関脇の腕木(南面)






勝手口の上部壁と柱に残る庇の痕跡
むくりがある



 (金沢市寺町 重伝建地区 建築年:大正期)

足固めを入れ、揚屋の準備をしたところ





正面の土台を解体すると、柱脚の礎石間は巾木状の石が両面に張ってあり、中は空洞となっていた
材料の節約と、土台下部の腐朽防止のためか

 (金沢市茨木町 伝統環境保存地区 建築年:江戸期)

曳方による揚屋の準備が始まる










 (金沢市茨木町 伝統環境保存地区 金沢市指定保存建造物 建築年:江戸期)

柱の散り際の土壁を落とした状況
軸組みの歪みを修正ための準備である









 (金沢市茨木町 伝統環境保存地区 金沢市指定保存建造物 建築年:江戸期)

2015年10月15日 川田邸

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町家修復 » 川田邸
執筆 : 
610 2015-10-15 12:40

屋根の施工完了
一見瓦に見えるが、ガルバリウム鋼板製
荷重の軽減をはかり耐震性能を上げるために用いた



屋根越しに見えるビル群




 (金沢市尾山町 建築年:昭和20年代)

2015年10月13日 織田邸

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町家修復 » 織田邸
執筆 : 
610 2015-10-13 12:30

腰は現在のリシン吹き付けの下に、モルタル刷毛引きの痕跡があった(下地はコンクリートブロック)




柱に残る痕跡から、欄間の存在が確認できる
上下二段ともに2本溝




2階隣地境の壁に、袖壁の腕木が残っていた
当初は町家のような意匠であった可能性がある
改変が激しく正確な姿は不明

 (金沢市東山 重伝建地区伝統的建造物 建築年:不明)

2階座敷の床を撤去した状況
1階座敷の天井は改造であり、当初は根太天井であったことがわかる
根太の上に高さが不揃いの飼物が見られるため、2階座敷は柱の不同沈下をそのままにして改造したことがわかる
 


1階座敷床下にあった石の炉
2階茶室の根太の開口と一致するため、茶室にあったものをここに下ろしたと考えられる


 (金沢市茨木町 伝統環境保存地区 金沢市指定保存建造物 建築年:江戸期)