現場日記 - 角海家住宅及び土蔵カテゴリのエントリ



襖を保存している表具屋さん「袖浦恵雅堂」(門前町)に行き、襖の修理方法について検討する

仏間の襖、砂子(金銀の箔の細かい粉)で雲模様をつけてある




中央:望楼の間の襖、「置きあげ」(胡粉の型押し)という手法で、五七の桐の模様を付けている
左:座敷の襖、型抜きした模様に漆を塗ってある
傷みが激しいので、貼り替えのため京都、東京を探したが、現在どこにも作られていないとのこと
高級で貴重な紙なので、使える部分を集め、引き違いの襖2枚にこの紙を残すことにする


望楼の間
壁の木舞掻きが始まる





 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 県指定文化財 建築年:明治初期)


塩物蔵南側壁(右:塩物蔵、左:道路)の軸組みが組み上がる
(上部)






塩物蔵南側壁(道路側)の軸組み
(下部)


 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 県指定文化財)


台風4号が能登半島沖に再接近した頃
現場前の日本海
風速20m位か





主屋縁側の床板は側面(傍)突き付け(さね無し)、根太に側面より釘留め、側面に竹の忍び釘(隠し釘)
但し、木口(こぐち、木の横断面)の継手は、本実(ほんざね)
床板の材種は档(あて=能登ヒバ)





主屋縁側の床板の張り仕舞いは、床板側面に蟻枘で差しその小片を床下から和釘で根太に留める


 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 県指定文化財 建築年代:明治初期)


震災前に使われておらず土蔵に保管されていた格子を、復原予定の位置に当てたところ、寸法がぴったりきて、当初の格子であることが分かった





出格子部分を内部から見る
格子だけを当ててみたところ

 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 県指定文化財 建築年代:明治初期)


主屋屋根の瓦葺きが完了した







主屋外壁
2週間前に塗った荒壁のひび割れを、木槌で丁寧につぶしていく


 (輪島市門前町黒島 重伝建地区内 県指定文化財 建築年代:明治初期)

解体前には使われていなかった建具で、土蔵に残されていたものが剱地(つるぎじ)の旧仁岸小学校に保管されている
それらの建具をチェックし、そのなかから、ピンとくるものを選び現場へ運ぶ
この建具を正面出格子部分に当てると、見事に柱の枘穴と楔が一致し、当初のもの(明治初期)と分かった




これは、2階女中部屋の窓に、ぴったりはまった引き違い障子






主屋の大壁部分の荒壁塗りが行われている
この日は左官屋さんが8人、現場へ入って暑い中仕事していた



 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 県指定文化財 建築年代:明治初期)


左:小豆蔵 右:米蔵
むら直し塗りを終え、乾燥中の土蔵
白っぽいところは、表面が乾き始めた部分
次の工程の中塗りは、9月以降の予定




左:塩物蔵 右:小豆蔵



 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 県指定文化財 建築年代:明治初期)


塩物蔵、小豆蔵、米蔵3棟のむら直し塗りが完了
この窓は塩物蔵の北側の窓





茶の間の小舞掻きが始まる
これは茶の間南面上部


 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 県指定文化財 建築年代:明治初期)


外部足場に養生シートが張られる
青空と海が、梅雨の合間に拡がっている



 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 県指定文化財 建築年代:明治初期)