現場日記 - 201011のエントリ


棟名:塩物蔵、小豆蔵、米蔵
いよいよ素屋根の解体が始まる





棟名:望楼の間
地震時には使れていなかったもので、座敷にあったと思われる襖が見つかる
かなり傷みは激しいが、新しく襖を作った時、捨てずに蔵に保管したものであろう




襖の下張りに新聞が貼られていた
朝野(ちょうの)新聞 明治13年9月29日の日付
この襖の作られた日と、それほど差はないだろう
何年も経った新聞を貼るとは考えにくいので

 (輪島市門前町黒島 重伝建地区 県指定文化財 建築年:明治初期)

2010年11月19日つちや

カテゴリ : 
町家修復 » つちや
執筆 : 
610 2010-11-19 17:40


修復工事が完了
本日、建物の引渡しをした
修復後の正面(浅野川側)外観
2階の窓に紅葉が映えていた






修復前(2009年2月)の正面外観









修復後の背面








修復前(2009年2月)の背面

 (金沢市主計町 重伝建地区 建築年:大正初期)


解体せずに保管してあった門を運搬
レッカーで元の位置に据えつける
この門は昭和30年代に建て替えられている




復原した船大工小屋の屋根瓦を葺く




 (輪島市門前町黒島 重伝建地区) 

朝、現場付近の海に虹が懸かる
写真を撮ったあとすぐに消えてしまった







座敷天袋の4枚引き違いの襖が見つかる
金の汚れを取り除いて再使用することに




 (輪島市門前町黒島 県指定有形文化財)


米蔵2階の土窓及び窓枠の漆喰塗り完了







小豆蔵2階窓枠の漆喰塗り






塩物蔵戸前の下見板に書かれた墨書

昭和五十四年十月
道下山口建設
取替エ
共栄建設

昭和54年10月に下見板が取替えられたことが分かる

 (輪島市門前町黒島 県指定有形文化財 重伝建地区)