現場日記 - 201108のエントリ


土蔵1階
中塗りの補修を終え、壁の乾きを待つ



土蔵2階
中塗りの補修を終え、壁の乾きを待つ


 (輪島市門前町黒島 重伝建地区)

2011年8月29日 七野家

カテゴリ : 
震災復興(能登半島地震)
執筆 : 
610 2011-8-29 10:50

土蔵戸前
土扉の修理



土蔵1階北側の壁面
漆喰塗り施工



 (輪島市門前町黒島 重伝建地区)

2011年8月25日 鈴木家

カテゴリ : 
震災復興(東日本大震災)
執筆 : 
610 2011-8-25 21:20
 (宮城県気仙沼市唐桑町鮪立)
文書蔵妻面
向かって右手北面の壁が地震で崩れている
津波は右手の斜面を登ってきたが、高台のため敷地の高さまでは到達していない



文書蔵入口
気仙左官の技が至る所に見られる




文書蔵の内部を実測調査する東京大学院生





地元のコニュニティー施設「老人憩いの家」にて

夜は、被災後のまちづくりについて、ボランティアの学生達が、地元有志の話を聞く

2011年8月22日 高岸寺

カテゴリ : 
寺社 » 高岸寺本堂及び鐘楼
執筆 : 
610 2011-8-22 21:10

高岸寺第二期修復工事が始まる
鐘楼に外部足場と養生シートが架けられた




位牌堂の北面
サイディングを撤去すると、その下に下見板が、下見板をめくるとその下に、漆喰壁が現れた

 (金沢市寺町 金沢市指定文化財 建築年代:文久元年(1861年))

平成19年3月25日に発生した能登半島地震より4年余りが経過
足掛け4年に及ぶ角海家住宅及び土蔵復原工事が完了し、本日から開館することになる



開館に先立ち、能登半島地震「震災復興感謝のつどい記念式典」が、角海家駐車場で執り行われた
式は、震災で亡くなったかたへの黙とうから始まった
復興に対する感謝とさらなる発展を述べる梶輪島市長のご挨拶


能登半島地震及びその復興の経過が記されたパネルが、会場に立てかけられていた




引き続き、角海家復原工事完成と開館を祝い、テープカットが行われた
向かって左が角海家当主角海藤三さん

 (石川県輪島門前町黒島 石川県指定文化財 重伝建地区)

北前船を復元した「みちのく丸」が金沢港に寄港
人気絶大のため順番待ち
1時間待って、乗船してきた

 

みちのく丸の帆柱は杉の一木で長さ28m
帆柱は取外しができ、航海の期間が終わると倒して保管するそうです




乗組員が普段生活する屋倉と呼ばれる部屋に設けられていた平行四辺形の格子窓
角海家で見たような記憶が



これは、角海家の土蔵に保管されていた建具
角海家の建物のどこにも納まるところはなかった
形状、角度、格子のデザインから推測すると
かつて角海家が所有した北前船に使われていたものではないだろうか

戸前の壁補修





土蔵内部北側の壁
荒壁の乾きを待つ




戸前の庭境
中央の柱は、地震後壊した座敷の床柱を、補強材として転用したもの

 (輪島市門前町黒島 重伝建地区)

瓦葺の補修が完了し、検査のため屋根に上がる
瓦の照り返しのせいで、汗が一気に噴きだした
屋根上から、日本海を見る



戸前の補修





土蔵内部南側の壁
壁の乾きを待つ


 (輪島市門前町黒島 重伝建地区)

現場事務所及び保管庫が撤去され、元の更地に
中央奥は、角海家家財蔵


 (輪島市門前町黒島)