現場日記 - 201109のエントリ

2011年9月28日高岸寺

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寺社 » 高岸寺本堂及び鐘楼
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610 2011-9-29 15:00

祠堂の床下地
垂木及び垂木掛け




垂木掛けに、菱形の錺金物の痕跡があった





垂木掛け上端の仕口
道路側土塀の壁見切材を転用したと考えられる
寺町通りに市街電車が開通したのは、大正10年
その際、道路拡幅のため土塀が解体されて転用された可能性がある
 (金沢市寺町 金沢市指定文化財)

2011年9月15日高岸寺

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寺社 » 高岸寺本堂及び鐘楼
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610 2011-9-15 14:40

犬走りのコンクリートを撤去すると、割石が現れた




犬走りの下から現れた葛石
鐘楼の当初の石の可能性がある
風化が進んでいるため使用せず、保存することにする

 (金沢市寺町 金沢市指定文化財)

2011年9月9日 高岸寺

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寺社 » 高岸寺本堂及び鐘楼
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610 2011-9-9 11:20

祠堂上部の屋根(南側)
垂木は棟、母屋に洋釘留め、材種は草槙(青森ヒバ)
面戸の痕が2箇所あり、転用された材であることがわかる
当初の棟の西側に、後で棟の位置を変えたと考えられ、本工事で当初に位置に戻す

鐘楼西側廊下
揚屋・建て起しのため、塗り壁を撤去し、小舞の状態にする


 (金沢市指定有形文化財)

戸前の壁
漆喰塗り施工



土蔵1階
漆喰塗り完了



土蔵2階
漆喰塗り完了

 (輪島市門前町黒島 重伝建地区)

2011年9月6日 高岸寺

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寺社 » 高岸寺本堂及び鐘楼
執筆 : 
610 2011-9-6 11:10

祠堂の内装及び床下地が撤去された
中央の祭壇は当初左右に延びており、後に切り詰めた可能性がある



写真中央の柱は、鐘楼移設時(本堂建立時、文久)に、補強のため入れられたと考えられる
左右の柱には、既存の床より一段下に床板の痕跡があり、中央の柱にはないことから、祠堂の当初は、床が既存の床より低かったことがわかる。
 (金沢市指定文化財 )